丙申年の梅 五福
申年に採れる梅は、昔「申梅(さるうめ)」と呼ばれ、縁起の良い食べ物とされてきました
平安時代、村上天皇が梅干しと昆布茶を飲んで病を治した歴史に由来します。
悪疫が流行したある申年の年に、当時の天皇だった第62代村上天皇が病に倒られた際に、梅干しと福茶(こんぶ茶)で病を治したという言い伝えが残っているのです。
申年(さるどし)の梅は、平安中期に村上天皇が病を梅干しと昆布茶で克服されたとされている申年以来、珍重され続けています。
村上天皇がこのとき食べた梅干が申年に漬け込みされた梅干だったということから、申年に梅干しを採る・漬ける、食べると「縁起が良く、健康で長生きできる」という風習が広く全国に伝わりました。
『幸せでありたい』、『健康で長生きしたい』、無病息災を願う人々の心は時代がどんなに移り変わってもなくなるものではありません。
そんな変わることのない願いに応えて、梅を育てて五代目の私どもが精魂込めて謹製します。