すっぱい梅干しが好きな方へ!紀州梅専門店が塩抜きの方法も紹介
春夏秋冬、季節を問わず食卓を彩ってくれる食材・梅干し。
中でもすっぱい梅干しは、体が疲れた時につい求めてしまうという方も多いのではないでしょうか?
五代庵ではすっぱい梅干しがお好きな方におすすめの梅干しを取り揃えております。
合わせて塩抜きのポイントもご紹介しておりますので、ご家族皆さんで五代庵のすっぱい梅干しをお楽しみください。
目次
塩と梅だけ!紀州南高梅の風味「白干梅干し」
すっぱい梅干しの代表格と言えば「白干梅干し」。
梅と塩だけで作る、すっぱくてしょっぱい昔ながらの梅干しです。
通常梅干し作りには赤紫蘇を使いますので、梅は綺麗な赤色に染まりますが、白干梅干しでは使いません。
そのため、他の梅干しと比較すると少し白っぽいのが特徴です。
塩と梅以外の材料を一切使わずに作るので、梅に豊富に含まれるクエン酸の酸味と塩の塩味を強く感じます。
一口頬張ると目が覚めるようなすっぱい味が広がり、疲れた体に元気を与えてくれる梅干しです。
味が濃いため体に悪いと思われる方もいるかもしれませんが、他の梅干しに比べ、カリウムやカルシウム、マグネシウムといった体に必要不可欠の栄養素がたくさん含まれています。
もちろん多く食べると塩分過多になりますが、適量召し上がる分には体にとっても嬉しい食材なのです。
五代庵の白干梅干しは、和歌山県産の高級紀州南高梅の中でも傷が無く綺麗で、柔らかい皮を持つ個体だけを塩で漬け込んでいます。
塩分濃度は五代庵で販売している梅干しの中で最も高く、17~26%ほど。
熟成された紀州南高梅本来の味を、無添加の白干梅干しでお楽しみください。
しその香りと程よい酸味「しそ漬け梅干し」
ご家庭の食卓にのぼる梅干しで最もよく目にするのが「しそ梅干し」。
おにぎりの真ん中でもおなじみのしそ漬け梅干しは、塩と梅だけで作る白干し梅干しとは違い、赤紫蘇を使って梅を漬け込みます。
梅干しの作り方としては、最も基本的な方法で作られた梅干しです。
基本的な梅干しの作り方とは?
基本の梅干し作りに必要な材料は、以下の通りです。
- 完熟梅(なければ青梅でも可)
- 塩
- 赤紫蘇
完熟梅と塩を交互に入れて重石をし、塩漬けにした後、灰汁抜きした赤紫蘇を加えて赤く色づけ、その後天日干しすることで完成します。
この方法のように紫蘇を使って作られた梅干しが、しそ漬け梅干しです。
梅干しのレシピについて、詳細は以下の関連記事からご覧ください。
関連記事:【梅干し専門店直伝】簡単に出来る自家製梅干しの作り方
五代庵で販売しているしそ漬け梅干しは、しその爽やかな香りを楽しんでいただくため甘味と塩味を抑えています。
口に入れるとしその風味がふわっと広がって鼻を抜けていくので、嗅覚からもしそ漬け梅干しの爽やかな酸味をお楽しみいただくことが可能です。
塩分濃度は白干梅干しに次ぐ濃さの13%。
塩味が強すぎず、すっぱさを存分に味わうことが出来るので、塩味が苦手な方にも是非お試しいただきたい一品です。
昆布の風味がまろやかな「こんぶ梅干し」
昆布の豊かな風味をまとった「こんぶ梅干し」。
昔ながらの塩味が魅力の白干梅干しや、爽やかな酸味が癖になるしそ漬け梅干しと違い、甘味・塩味・酸味がバランスよく感じられる梅干しです。
五代庵のこんぶ梅干しは、昆布の味を十分に感じてもらうため、梅干しの塩分は控えめに。
ただ甘いだけの味にならないよう、上質の本みりんを使ってまろやかでコクのある甘味を引き出しました。
うま味成分がたっぷり含まれているので、お茶漬けやお吸い物に一粒入れると味わいに豊かさがプラスされます。
塩分濃度はしそ漬け梅干しに次ぐ11%。
ご飯のお供や料理にもぴったりで、癖になる味のこんぶ梅干し、是非お試しください。
梅干しを塩抜きする方法
塩分濃度の高い梅干しは、保存性が特に優れています。
塩を多く使用することで梅の中に含まれる水分を排出し、傷みにくい梅干しを作ることが出来るからです。
そのため、長期保存を考えている方には白干梅干しの様に塩分濃度の高い梅干しをおすすめしています。
しかしながら、健康のためにももう少し塩味を抑えて食べたい…と感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そんな時には梅干しを「塩抜き」して、塩味を和らげることが可能です。
用意するものは塩と水だけなので、是非試してみてください。
塩抜きの手順
ボウルなどの容器に1リットルの水と1gの塩を加えます。
そこに塩抜きする梅干しを加え、実が崩れないよう優しくかき混ぜてください。
手順はたったこれだけです。
水に入れておく時間が長ければ長いほど、より多く塩抜きできた梅干し作りが可能です。
目安として、半日ほど水に入れておくと大体半分程度の塩分濃度に落ち着きます。
水から上げた後はザルで水分をよく切ってください。
1~2時間ほどザルに置いておくとよいでしょう。
水分がよく切れたら、塩抜き梅干しの完成です。
塩分を取り除いてしまうので、保存期間は短くなります。
冷蔵庫で保管し、1週間ほどで食べきってください。
お好みではちみつなどで味付けしてもお召し上がりいただけます。
塩抜きが出来る理由
塩分濃度が高い梅干しを塩水につけると、塩が抜けるのが塩抜きです。
塩を抜くために塩を使うなんて不思議ですが、これには化学的理由があります。
塩抜きは「浸透圧」という仕組みを利用して行っています。
浸透圧とは、異なる物質同士のバランスを取ろうとする力のことです。
今回の場合、塩分の高い梅干しを塩分が薄めの塩水につけることで、「お互いの持つ塩分を均一にしよう」という浸透圧が作用し、梅干しから塩分が抜けました。
ただの水に漬けても塩分は抜けますが、塩分量の差が大きければ大きいほど浸透圧が強く働き、塩分と一緒にうま味成分も梅干しから抜けてしまいます。
こういった働きを防ぐためにも、塩水を使う必要があるのです。
塩抜きについては以下の関連記事でも詳しい情報をご紹介しておりますので、ご覧ください。
関連記事:梅干しの簡単な塩抜き方法と活用法紹介!しょっぱくても食べやすい!
すっぱい梅干しを毎日の活力に
梅干しは材料や作り方によっていろんな味が出来上がります。
五代庵でも様々な梅干しをご用意しておりますが、塩辛いものが好きなら白干梅干し、すっぱさが欲しければしそ漬け梅干し、すっぱい中にもうま味を感じたいならこんぶ梅干しを是非お試しください。
梅干し専門店五代庵では、すっぱい梅干し以外にも甘味が強い梅干しも販売しています。
すっぱくて塩辛い梅干しの後には、甘い食べ物も食べたくなるものです。
以下のページでは甘くて美味しい梅干しを始め、五代庵で人気の梅干し製品をご紹介しておりますので、ご覧ください。
関連記事:美味しい梅干し売れ筋人気ランキング!お中元にもおすすめ
以上でご紹介した梅干しの他にも、梅酒や梅を使ったお惣菜、お菓子など、梅を使ったグルメ商品を多く取り揃えております。
お中元を始めとするご挨拶や、お祝い事にも最適なギフト商品もご用意。
様々なシーンで、五代庵自慢の梅関連食品をご活用ください。
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皆様のご利用を心よりお待ちしております。