梅を1キロ使ったおいしい自家製はちみつ梅干しの作り方
好みの梅や塩を使って、土用の時期に天日干して作る自家製梅干し。
昔ながらの梅干しといえば、塩だけで漬ける白干梅干しや、赤しそを使って漬けるしそ梅干しが代表的です。
通常、自家製梅干しは20%以上の塩分濃度で作りますが、最近は酸っぱい梅干しや塩辛い梅干しが苦手という人もいるのではないでしょうか。
甘みのある梅干しが好きな人や塩分が気になる人には、はちみつで漬けるはちみつ梅がおすすめです。
ただしはちみつ梅干しは減塩して作るのであまり日持ちがせず、冷蔵庫での保管が必要。
そのため今回は、1キロの梅を使った自家製はちみつ梅干しの作り方をご紹介。
一見難しそうですが少ない材料で簡単に作れますし、食べ切りやすい量で作るので安心ですよ。
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目次
1キロの梅を使った自家製はちみつ梅干しの作り方
今回は塩分濃度18%、はちみつと氷砂糖で作る基本レシピを紹介します。
梅に対する割合が合計10%であれば、氷砂糖は使わずはちみつだけでもOK。
塩分量は多いほど保存が効きますが、あなたの好みに応じて調整してくださいね。
材料
- 梅 1kg
- 粗塩 180g(梅の18%)
- はちみつ 40g(梅の4%)
- 氷砂糖 60g(梅の6%)
- 35度以上の焼酎またはホワイトリカー 1/4カップ
- 保存容器(ガラス・陶器・琺瑯製の蓋付き容器)
- 竹串またはつまようじ 数本
- 重石または水の入る袋
- 盆ザル
- 布巾 数枚
- 消毒用アルコール(焼酎・エタノール)
手順
- 梅の下処理をする(梅の選別・竹ぐしでヘタ取り・水洗い・梅全体に焼酎を吹きかける)
- 容器に梅を敷き詰め、塩とはちみつをまぶす作業を繰り返し、重石をして漬け込む
- 梅酢が上がったら氷砂糖を2回に分けて入れる
- 梅を盆ザルに並べて3日間天日干しする
- 梅の皮が柔らかくなれば完成(約3ヶ月後)
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コツ
梅の下処理では、梅に傷がないか一つひとつ丁寧に確認することで、カビ予防になります。
ヘタ取りを同時に行うと時短になるのでおすすめです。
また漬け込む容器は、あらかじめアルコールで消毒しておくとスムーズ。
氷砂糖を使わずにはちみつだけで作るときは、漬け込む時と梅酢が上がった時(2回)の合計3回に分けて入れると、梅干しの皮が柔らかく仕上がりますよ。
漬けた梅干しはすぐに食べられます。保存料が入っていないので、早めにお召し上がりください。
梅の皮が十分に柔らかくなるまで、楽しみに待ちましょう。
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大量に作ったはちみつ梅干しの保存方法
自家製のはちみつ梅干しを長くおいしく楽しむためには、保存方法にも気をつけたいところ。
作るときに意識すると良いポイントもご説明します。
カビ予防を意識して作る
自家製梅干しは作り方に注意しないと、カビを誘引させることがあります。
カビの主な原因となるのは、残った水分、不十分な消毒、そして塩分不足です。
梅の水洗い後にしっかりと水気を拭き取る、容器をしっかりと消毒する、そして十分な塩分濃度で漬ける。
カビ予防のためには、この3点を覚えておきましょう。
金属製以外の容器で保存する
酸や塩分を含む梅干しの保存容器に向いているのは、陶器やガラス、琺瑯など。
金属製の容器は錆びてしまう可能性があるので避けましょう。
また、必ず密封できる容器を選び、しっかりと蓋をしておくこともお忘れなく。
塩分濃度の低い梅干しは冷蔵庫で保存する
保存が効く食品として知られる梅干しですが、塩の防腐作用が期待できるのは塩分濃度が20%以上の梅干し。
また冷暗所に置いておけるイメージもありますが、塩やしそなどを使って昔ながらの製法で漬けた梅干しに限ります。
塩分濃度が低い梅干しや、はちみつなどの調味料を加えた梅干しの賞味期限の目安は6ヶ月程度。
最後まで安心して食べるためにも、自家製はちみつ梅干しは必ず冷蔵庫で保管しましょう。
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沢山作ったはちみつ梅干しの消費アイデア
自家製はちみつ梅干しの消費アイデアをご紹介。
ぜひ参考にしてみてください。
ペースト状にして料理に使う
自家製はちみつ梅干しは、種を取り除いて果肉をペースト状にしておくと便利です。
おにぎりはもちろん、きゅうりなどの野菜と和えるだけでなく、肉や魚料理と合わせたり揚げ物に付けたりと様々な料理に使えます。
ペースト状にするだけで、梅干しの使い道がぐんと広がりますよ。
関連記事では、作った梅干しをおいしく食べられるレシピを紹介しています。
あらかじめペースト状になっている市販の商品を使うのもおすすめ。
種を取り除いて皮を残した食感そのままの紀州南高梅を使用し、スタンドパックパウチ型で使いやすいですよ。
関連記事:梅干しを料理で大量消費!たっぷりおいしい梅風味レシピ紹介
梅ジャムを作る
自家製はちみつ梅干しで梅ジャム作りはいかがでしょうか。
梅ジャムを作る場合は塩抜きが必要です。
ボウルなどに水を溜め、その中に梅干しを入れ、半日ほど置いて塩抜きは完了。
梅干しを鍋で1〜2分柔らかくなるまで煮たらザルに上げ、種を取り除き裏ごしします。
裏ごしした梅の実と、砂糖やレモン汁を入れて弱火で煮詰めて完成です。
とても簡単なのでぜひ試してみてくださいね。
梅ジャムの詳しい作り方は関連記事をご覧ください。
梅酒作りに使った梅で作る梅ジャムレシピですが、自家製梅干しでも作れますよ。
関連記事:梅ジャムレシピ|梅酒の梅を使って簡単でおいしいジャムを作ろう
種を再利用する
食べ終わった後の種を再利用できるのはご存知でしょうか。
梅干しの種は魚の臭み消しや、出汁の味付けなどに使えて便利です。
醤油で漬け込めば、梅の風味が感じられる梅醤油が作れます。
梅干しの種の中には「天神さま」と呼ばれる「仁(じん)」があります。
仁が天神さまと呼ばれるようになった由来は、菅原道真が梅好きであったことから。
次第に庶民の中で梅の種の中には神様がいる、という言い伝えが生まれたと言われています。
また仁は有毒で食べてはいけないという説がありますが、実際は一度に大量に食べなければ問題ありません。
仁は肉厚な食感が楽しめるのが特徴で、果肉とは違った味わいです。
梅干しの種は固いですが、専用の割り器を使ったり、ビニール袋に入れて上から金づちで砕いたりすることで取り出せますよ。
梅干し専門店五代庵のはちみつ梅干しは格別
梅干し専門店の五代庵では、厳選した紀州南高梅を使用した梅干しを販売しています。
梅本来の酸味や旨味をしっかりと味わえる、こだわりの梅干しを紹介します。
はちみつ梅うす塩味
はちみつ梅うす塩味は塩分は控えめで、五代庵の梅干しの中で一番塩分が少ない5%。
はちみつに加え本みりんや水飴、リンゴ酢入りで、食べやすい梅干しです。
甘味だけでなく梅の酸味もほどよく感じられるはちみつ梅干しが入っています。
五代庵のはちみつ梅干しを試してみたい人におすすめの商品です。
紀州五代梅
五代庵の代表商品である紀州五代梅は、紀州産南高梅のA級品のみを使用。
本みりんやはちみつを加え、独自製法で長期漬込熟成させた自信作です。
梅のおいしさの要となる酸味を保ちながら、甘味もあるので食べやすい商品。
塩分濃度は10%と、控えめなのも嬉しい商品です。
こんぶ梅干し
こんぶ梅干しは、こんぶ風味のまろやかさがおいしい梅干し。
上質の本みりんを使ってコクがあり、上品な味わいです。
和の雰囲気が感じられるので、お茶漬けなどによく合いますよ。
梅干し作りの季節。今年は沢山作ってみましょう!
梅干し作りの季節は、梅が出回る6月頃から、梅雨明けの7月中旬頃。
今年は白干梅干しやしそ梅干しに加え、甘いはちみつ梅干し作りに挑戦してみてはいかがでしょうか。
手作りの梅干し作りは大変な人には、市販の梅干しもおすすめです。
梅干し専門店の五代庵では、様々な梅干し商品を展開しています。
料理に使いやすい梅調味料、お試しにふさわしい詰め合わせ、梅酒や梅ゼリーなど種類も豊富。
また木箱や漆塗りなどの格調高い商品から、気軽なプチギフトなど、様々な機会に合う梅干しギフト商品を幅広い価格帯でご用意しています。
ゆっくりと見て選んでいく楽しさもあるので、ぜひご覧ください。
五代庵のサイトでは、毎日に役立つ梅料理のつくり方や、梅にまつわる情報等を無料で公開しています。
梅干しの活用法が広がる情報が満載なので、こちらもぜひご覧ください。