梅ジャムレシピ|梅酒の梅を使って簡単でおいしいジャムを作ろう
梅酒を自分でつくると、梅の実をたくさん使いますが、残った梅は食べれるのでしょうか。
梅酒が出来上がった後の梅を、どうにか消費できないかと活用法に悩んだことはありませんか?
そんな梅酒が完成した後の、梅の使い道を解説します。
目次
梅酒の梅を捨てていませんか?
梅酒を作ったあとの梅は、どのようにしていますか?
シワシワだから活用できないと思って捨てていませんか?
実は、梅酒の梅はアレンジを加えることで食べることもでき、色々な事に使えるので便利な食材です。
シワシワになっていて実がスカスカだと食べられないので活用できない場合もありますが、そのまま捨ててしまうのはもったいないです。
梅酒の梅に栄養は残っているの?
梅酒は梅を漬けて時間をかけてエキスを抽出して作るものなので、梅酒に梅を付けている期間が長ければ長いほど、栄養は残っていません。
しかし栄養素がまったく無いわけではありません。果肉の中には成分が残っている場合があります。梅には、ビタミンやクエン酸、カルシウムなど豊富な栄養素が含まれています。
梅酒の梅を使って、梅ジャムを作ろう!
梅酒の梅を取り出したら、その梅を使って梅ジャムを作ってみましょう。
梅酒の梅は、アルコールが含まれているので不安に思う方もいらっしゃるでしょう。
梅ジャムをつくる際は、加熱することによりアルコール成分を飛ばすので、お子様でも妊婦さんでも、ほかにもお酒が苦手な人でも梅ジャムを食べられるのでおすすめです。
梅酒の梅の取り出し方
梅酒の梅の取り出し方は2つの方法があります。
梅酒が完成して梅をすべて取り出したいときは、別の瓶を用意して梅酒のみ移し替えるのがおすすめです。
すべてを取り出すのではなく、一部の梅のみ取り出したいのであれば、水気を含まない菜箸やお玉で掬い上げるように取りましょう。
その際、梅の実が崩れないようにすることと、水気を含んだものを梅酒の瓶の中に入れない事が大事です。
水分が入ってしまうとカビが生える原因となりますので注意しましょう。
梅酒の梅の取り出し方は、別の記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。
関連記事:梅酒の梅を取り出す方法は?再利用するレシピもご紹介
梅専門店直伝 梅ジャムの作り方
ここからは梅ジャムの作り方を紹介します。
梅ジャムを作る時の材料
梅ジャムを作るときの材料は、まず、梅酒から取り出した梅の実と、砂糖、レモン汁、レモン半個、消毒した保存ビンを用意します。
取り出した梅を鍋で煮ます
梅酒から取り出した梅の実を鍋に入れます。
鍋には梅を浸すくらいの水を入れ、火にかけて1~2分沸騰させます。
沸騰したらざるにあけてお湯を捨てます。
あらためて鍋に水を入れて煮ます。
梅の実が柔らかくなったら火を止めましょう。
梅の種を取り出します
梅の実が柔らかくなったら梅の実をざるにあけて種を取り出します。
スプーンを使ったり、冷ましてから手でつぶしたり、どのような方法でも良いのですが、種を取り出すのが一番面倒です。
種を取り出したあと、裏ごしすると梅がなめらかになります。
とろみがつくまで煮込ます
種を取り出して裏ごしした梅の実と、砂糖やレモン汁を鍋に加えます。弱火でしっかりとろみがつくまで煮詰めます。
煮詰めた後、練り上げたらジャムの完成です。
甘さやジャムの固さは、温かいうちに自分の好みで調節しましょう。
梅ジャム作りの作業手順は多くはありませんが、梅の種を取り出す作業量がいちばん多いので大変です。
しかし、ここをクリアすると、おいしい梅ジャムができるので頑張って種を取りましょうね。
作った梅ジャムの消費期限はいつまで?
大量に出来上がった梅ジャムの消費期限はいつまででしょうか?
人によって説明がまちまちですが、冷蔵保存だと10日~2週間程度をメドに消費することをおすすめします。
冷凍保存だともう少し長持ちしますが、新品ではなく前は梅酒を漬けるのに使っていた梅なので、早めに消費した方が良いでしょう。
作った梅ジャムのアレンジ方法をご紹介
出来上がった梅ジャムは、そのままパンに塗って食べてもおいしいですね。
ですが、何度も梅ジャムを作っている方はそろそろ使い道をステップアップしたいところ。
そんな時、梅酒の梅を使用して作った梅ジャムはどのように消費したら良いでしょうか。
梅ジャムのアレンジ方法を何点か紹介します。
梅ジャムの照り焼き
鶏肉と梅ジャムのさっぱりした組み合わせのレシピです。
鶏肉の照り焼きの味付けに梅ジャムをプラスすることで、夏の暑い時期でも傷みづらいのでお弁当のおかずにぴったりです。
梅ジャムの豚肉炒め
豚肉に梅ジャムを揉みこんで放置しておくだけの簡単レシピです。
しばらくした後にフライパンで焼いて、醤油で味付けをすれば出来上がりです。
ほんのり甘酸っぱい味わいを楽しめます。
梅ジャムシャーベット
食後のデザートにぴったりのシャーベットに梅ジャムを使うのもおすすめです。
小鍋に梅ジャムと水を注ぎ、砂糖を大さじ2杯加えて、火にかけて沸騰するまで待ちます。
シャーベットを作るので、味付けは少し濃いと感じるぐらいがちょうど良いポイントです。
熱が冷めたら入れ替えて冷凍庫で3〜4時間保管します。
一定のタイミングでかき混ぜたり、凍り過ぎに注意するなど観察することが大事です。
梅酒の梅は他にも活用方法がたっぷり
梅酒の梅を使ったジャムづくりや、梅ジャムのアレンジ方法を紹介しました。
梅酒の梅にはジャムを作る以外の活用方法があります。
続いて、梅酒の梅を使った活用方法を紹介します。
梅醤油
梅酒の梅の実を同じ量の醤油に漬け込むだけで完成する梅醤油。
調味料として簡単に作れるので大量保存できます。
料理の味の変化を楽しめるので、レシピをアレンジできるのもおすすめです。
甘露煮
ティータイムにぴったりの甘露煮も梅酒の梅を使って作る事ができます。
入れたい梅の分量を決めて、梅に串で穴を数カ所あけて鍋に入れます。
梅の分量と同量の水を入れて、砂糖は梅の半分の分量で水を入れて火にかけます。
沸騰してきたら弱火で調節しましょう。
キッチンペーパーで落し蓋をして、鍋の蓋をしめて30分程煮込みます。
煮汁が半分ぐらいに減ったら甘露煮の完成です。
梅酒の梅は他にも活用方法がたくさん!詳しくは下記のページでご紹介しています。
作った梅ジャムと一緒にスイーツな梅酒はいかが?
梅酒を漬けた梅を活用して梅ジャムを作る方法を解説しましたが、梅ジャムと合わせてスイーツな味の梅酒はいかがでしょうか?
五代庵がおすすめするフルーティな梅酒を紹介します。
苺梅酒
国産苺のトップブランド「とちおとめ」のイチゴ果汁を使用しており、梅酒とイチゴのバランス、フレッシュ感にこだわりました。
梅酒と苺の優しく甘い味と、梅から漂う甘酸っぱさをバランスよく仕上げています。
風味も豊かで梅ジャムとの相性も抜群です。
桃梅酒
和歌山県産の最高級品種の紀州南高梅を、熊野の名水「富田の水」で仕込み、同じ和歌山県産の桃果汁を加えたフルーティーな梅酒です。
桃の甘みと梅のやさしい酸味のマリアージュを楽しめます。
林檎梅酒
使用している国産の林檎ピューレは、ほどよい酸味と甘さが特徴です。
そんな国産の林檎ピューレと紀州南高梅をブレンドして梅酒にしました。
リンゴの風味が漂う美味しい梅酒に梅ジャムの甘酸っぱい香りとよく合うでしょう。
手作りの梅ジャムでおうち時間を楽しもう
梅酒の梅を利用して梅ジャムを作る方法を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
梅酒の梅は梅酒が完成すると大量に出るので、いっぺんには食べきれないので保存期間が長いアレンジが必要です。
梅ジャムを手作りすると、おやつに付けたり、梅酒と一緒に飲んだり食べたりできるので、おうちで過ごす時間も楽しくなりますね。
梅干し専門店五代庵では、梅干しや紹介した梅酒以外にも、梅にまつわる商品が季節を問わず揃っています。
梅ジャムのお供に、ティータイムだけではなく、おうちで過ごす時間のお供にフルーティな梅酒を合わせてみてはいかがでしょうか。