梅酒の梅を取り出す方法は?再利用するレシピもご紹介
梅酒を漬け込んでいる時に大量に使う梅の実。
梅酒が完成した際に梅を上手に取り出すことが出来ずに悩んだことはありませんか?
せっかくつくった梅酒なので、濁りが出たり、他の成分が入ってしまうのはもったいないですね。
今回は、自家製の梅酒をつくり完成した後の、梅の取り出し方と、取り出した梅を捨てることなく再利用するためのレシピを紹介します。
ぜひ参考にしてください。
目次
漬けっぱなしにしている梅酒の梅、再利用はできる?
梅酒を手作りした後は、梅酒ができあがるのを待つだけ。
梅酒の中の梅は漬けっぱなしにしていますが、梅酒を作り終わったあとの梅は再利用できるのでしょうか。
梅酒のビンから梅を取り出すと、梅はアルコールに漬かった状態なので、取り出した梅を再利用できるのか気になりますね。
梅酒を作るときの梅を取り出す時期はいつなのかを解説します。
梅酒に使った梅は再利用できるのかも併せて解説しますので、参考にしてくださいね。
保存している梅酒の梅を取り出すタイミングはいつ?
自分で作っている梅酒ですが、梅を取り出すタイミングをいつにするか迷いませんか?
梅を取り出すタイミングは、人によって意見が分かれるので一概に言えません。
いろいろな方が3か月や半年、1年以内にといった声もありますし、漬けっぱなしでも大丈夫という声もあります。
2~3か月や半年、一年、もっと長い期間入れたままなど、人の好みによって変わります。
2~3か月から半年で取り出し
2~3か月で取り出す場合は、分量どおりで仕込みをして、アフターケアがされているのであれば問題ないとされています。
ただ漬けたままで何もしていない場合や、砂糖の量が不足していると梅酒の仕上がりは十分ではありません。
美味しそうでつい我慢できなくて梅酒を飲んでしまった、といった場合もあるでしょう。
梅酒を漬けておきながら、途中で飲んでしまった場合は、焼酎と砂糖を足すことでもう一度、梅の実からエキスを絞れます。
ただし、梅酒を漬けるのに慣れていない初心者は、1回目は3か月くらいで取り出してみるのは無難かもしれませんね。
1年から1年以上かけて取り出し
1年以上かけて取り出す際は、初心者の方は、まずは梅の実を1~2個取り出して食べてみましょう。
梅を取り出すときは菜箸やお玉を使いますが、必ず水気がない状態で利用しましょう。
梅の水分が切れていない状態で梅酒に漬けたり、瓶が消毒されていないとカビが生える原因となるので注意しましょう。
5年以上かけて取り出し
なかにはずっと取り出さずに放置している場合もあります。
うっかり忘れてしまってそのままだったという事もあるのではないでしょうか。
瓶のふたを頻繁に開け閉めしていると、梅酒や梅の実が空気に触れる回数が多くなります。
そのため、カビが生えたり、梅の実が傷むのが早くなってしまうため、風味のない、おいしくない梅酒になってしまいます。
ただ、10年ほど経って梅が黒くなっていても、保存状態が良くうまみが醸成されて美味しい梅酒もあります。
取り出すタイミングはどのタイミングが良いか一概には言えませんね。
保存期間が長くてもおいしい梅酒もあるようですが、梅酒の作り方や保存方法がきちんとされているから出来る事です。
なので、最初につくり始めた際は、2~3カ月で取り出してから、少しずつ保存期間を1年ぐらいまで延ばすことをおすすめします。
関連記事:漬け込んだ梅酒はいつから飲める?飲み頃と梅の実を取り出すタイミングは?
関連記事:手作り梅酒にカビ!?腐るとどうなる?正しい保存方法紹介
梅酒の梅を上手に取り出す方法
梅を取り出す際、大量の梅の実が崩れてしまうと、せっかく作った梅酒に濁ってしまいます。
どうすれば梅酒の容器の中から梅の実を取り出す事ができるのか、お教えしましょう。
梅酒を別の瓶に移す
梅の実を崩さずに取り出す自信がないときは、梅酒を別の瓶に移してから、瓶から梅を取り出しましょう。
そうすることで、梅酒が濁ることなく梅酒は美味しく飲むことができます。
梅酒を移し替える瓶は隅々まできれいに洗って乾かします。
煮沸消毒するのが確実ですが、瓶が大きくて煮沸消毒が出来ない場合は、食品用のアルコールスプレーを利用しましょう。
また、清潔な布巾やペーパタオルに、梅酒を漬けるのに使用するリキュールを少し含ませてビンの内側を拭いて消毒することもおすすめです。
梅酒を移した瓶がしっかり消毒されていないと、梅酒の味が変わったり、水分がカビの原因になるので気を付けましょう。
お玉や菜箸で梅を取り出す
梅酒はそのままで瓶から梅だけを取り出す際は、お玉や菜箸も水分をしっかり切った状態で取り出すことが大事です。
すべても梅を取り出すのではなく、傷んできた梅を取り出したいときは、こちらの方法が便利です。
梅酒が完成したので、梅をすべて取り出したいときは上記で紹介した「梅酒を別の瓶に移す」方法が効率も良いのでおすすめします。
取り出した梅酒の梅でアレンジレシピ
梅酒から取り出した梅の活用方法は様々です。
細かく刻んでお菓子作りに利用したり、ヨーグルトにトッピングしたり、料理の隠し味や調味料として利用するなどの方法があります。
何点かおすすめのレシピを紹介しますので参考にしてください。
豚肩ロースのチャーシュー
豚肩ロースに梅酒の梅を合わせて使ったチャーシューです。
うま味がたっぷりのチャーシューに程よい酸味が効いている梅がマッチします。
ごはんがどんどん進みますよ。
- 材料
- 豚肩ロース肉のかたまり 2~300グラム(1人分)
- 梅酒の梅 3~5個
- 醤油 50cc
- 酒 30cc
- にんにく 0.5片
- 作り方
- 梅は種を取り、にんにくと合わせて刻みます。
- 肉はタコ糸で縛り、肉がちょうど入る大きさの鍋にほかの材料と一緒に入れます。
- クッキングペーパーを被せます。
- 少しだけ蓋をずらし、中火で15分、ひっくり返して15分、汁気が無くなるまで煮ると完成です。
カツオのたたき梅肉みそダレ
カツオのたたきはとても美味しいのですが、香りが苦手という方も多いでしょう。
香りが苦手と感じる方は、カツオのたたきに梅酒の梅を添えてみましょう。
味噌とポン酢に刻んだ梅を合わせてカツオにのせるだけの簡単レシピです。
梅には生臭さを取る効果があるので、生臭さが取れてサッパリした味わいになるので、とても食べやすくなります。
- 材料(1人分)
- カツオたたき(サク) 1人分
- レタス、細ネギ、きゅうり、セロリ、大葉など野菜は自分の好みの分量で
- <梅肉みそダレ>
- 梅干し 1個
- 水 大さじ2
- 梅酒の梅 1~2個
- 砂糖 小さじ1
- 合わせみそ 大さじ1
- <カツオの調理と下準備>
- カツオが生の場合は、フライパンで全面焼きます。
- 焼いたら氷水に入れて粗熱を取り焦げた部分はそぎ落として水気をふき取ります。タタキの大きさはお好みで。
- レタス、きゅうりを好みの大きさに刻み、セロリは筋を引き薄切り、大葉は軸を切り落として細切りにしましょう。
- 切り終わったら冷水で冷やし、ザルに上げて水気を切ります。
- <梅みそダレの作り方>
- 梅干しは種を取りペースト状にします。
- 梅酒の梅は刻んだあと、水を入れて電子レンジで加熱しお酒の成分を飛ばします。
- 野菜をまとめて器に敷き、カツオのたたきを盛り合わせて、梅肉みそダレをかけたら出来上がりです。
梅酒の梅を使ったカップケーキ
梅酒の梅はカップケーキなどスイーツにもぴったりです。
梅酒の梅を刻んで入れることで、甘いだけではなく、甘酸っぱい香りが広がります。
料理の仕上げにカップケーキの表面に少し梅酒を塗ると、さらに香りが引き立ちます。
オーブンで梅酒のアルコールが飛ぶので、子供おやつ代わりになりますよ。
- 材料(2人分)
- 小麦粉 50g
- ベーキングパウダー 小さじ半分
- 無塩バター 25g
- グラニュー糖 20g
- 溶き卵 半分
- 牛乳 小さじ1
- 梅酒 大さじ1
- 梅の実 2~3個
- <作り方>
- オーブンは180度に温めておき、梅の実は果肉を刻みます。
- 室温に戻したバターとグラニュー糖をクリーム状にします。
- クリーム状の材料に溶き卵を加えながら混ぜ、さらに牛乳、梅酒を加えて混ぜます。
- さらに小麦粉とベーキングパウダーを振るいながら加えて、梅の実を加えて混ぜます。
- 材料をカップ6分目まで入れてオーブンで25分程焼いたら完成です。
五代庵の美味しい梅酒をご紹介
これまで、梅酒の梅の取り出し方や、取り出した梅の活用レシピを紹介しました。
五代庵ではフルーティで香りが高く、クエン酸などの栄養素が豊富な紀州南高梅を販売しています。
梅干しのみならず、梅酒もさまざまなテイストのものを用意しています。
人気がありおすすめの梅酒を数品紹介しますのでご賞味ください。
Plum Liqueur Sweet ~スイーツ~ 蜂蜜梅酒・桃梅酒・樽仕込み梅酒
蜂蜜梅酒、桃梅酒、樽仕込み梅酒の3点セットです。
甘い香りと梅の酸味が混ざり合ってフルーティーな香りが引き立っている梅酒のセットです。
バラ梅酒スパークリング
和歌山県の南紀白浜で無農薬栽培されたバラの花と、和歌山の紀州南高梅を使用した梅酒の組み合わせはここでしか味わえません。
バラは開花したタイミングで手摘みで収穫し、特許製法を用いてバラの香りを梅酒に閉じ込めました。
苺梅酒
国産苺のトップブランドである「とちおとめ」の果汁と五代庵の紀州南高梅を使用した梅酒です。
いちご果汁のほんのり甘い香りと、梅の甘酸っぱい香りが広がり、フルーティな味わいで甘みがあって飲みやすい梅酒です。
五代庵で販売している梅酒の中から、おすすめの梅酒をピックアップして紹介しました。
五代庵が販売する梅酒の全商品は下記ページでご覧いただけます。
おすすめや、ランキング、味、飲み口、使い方など様々な切り口で梅酒を紹介しているので、きっとお気に入りの一品が見つかるでしょう。
自作梅酒を梅の実まで楽しもう
これまで梅酒を自分で作ってきたけれど、梅酒が出来上がった後の梅の活用方法がわからずお困りだった方もいらっしゃると思います。
この記事をご覧になって、梅には活用方法がたくさんある事がおわかりいただけたのではないでしょうか。
梅酒の梅を取り出すタイミングは、人によってバラバラですが、梅の実が崩れる前に取り出すのが大事ですね。
これから梅酒づくりに挑戦しようと考えている方は、こちらの記事を参考にして梅酒の梅を取り出すタイミングを見極めて、取り出した後の梅の実も有効活用しましょう。
梅酒の梅の活用方法は、下記に紹介するページにも詳しく掲載されているのでぜひご覧ください。