7月30日は梅干の日
梅はその日の難のがれ
古来より長い歴史の中で「梅はその日の難のがれ」「梅干を食べると難が去る」と言い伝えられてきました。
まさに『7月30日に梅干を食べると難が去る日』とも言えます。
また梅は、「食べ物、水、血」の三毒を絶つとも言われ、古くから親しまれています。飽食の時代、梅のパワーを見直し、梅干一粒を毎日続けて健康で快適な生活を送りましょう。
梅の食し方
7月30日の卯の刻(朝六時から八時)にその年の恵方(吉方位)に向かって食すと気が高まり精気がみなぎるとされています。
梅の言い伝え
朝出かける前に梅干を食べると「その日は災難を免れる」という言い伝えが今も根強く息づいています。
また昔人は梅干を薬として持ち歩き、旅先で熱病や風土病などの病気にかからないよう心がけていたと言われています。
今でも旅先で朝食に梅干が出されるのはこの説が生きている証しとも言えます。
歴史を重ねて梅の効能は学問的にも認められ、多くの人が体験してきました。
皆様もご存知のように、日本人と梅干の関わりは深いものがあります。
『7月30日はそんな大切な一日です』
梅の歴史
梅が中国から日本に伝来したのは今から約1,500年前で、六世紀には「斉民要術」にすでに梅干や梅酢の作り方などが記されています。
恵方(吉方位)とは
陰陽道で、その年の干支に基づいてめでたいと定められた方角の事を「恵方」といいます。
「恵方」にはその年の福を司る「歳徳神」がいると信じられており、古くは正月の神の訪れる方角とされていました。
関西から発信しすっかり定着している、節分の日に巻き寿司の太巻きを恵方に向かって食べるのもその風習のひとつといえます。